百人一首一覧/読み札あいうえお順その8

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読み札あいうえお順 8/10

紀貫之 / きのつらゆき

人はいさ 心もしらず ふるさとは 花ぞ昔の 香に匂ひける

ひとはいざ こころもしらず ふるさとは はなぞむかしの かににおいける

後鳥羽院 / ごとばいん

人もをし 人も恨めし 味気なく 世を思ふ故に 物おもふ身は

ひともをし ひともうらめし あぢきなく よをおもうゆゑに ものおもふみは

文屋康秀 / ふんやのやすひで

吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐と云ふらむ

ふくからに あきのくさきの しをるれば むべやまかぜを あらしといふらむ

後徳大寺左大臣 / ごとくだいじのさだいじん

ほととぎす なきつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる

ほととぎす なきつるかたを ながむれば ただありあけの つきぞのこれる

大中臣能宣朝臣 / おおなかとみのよしのぶあそん

御垣守 衛士のたく火の 夜はもえて 晝は消えつつ 物をこそ思へ

みかきもり ゑじのたくひの よるはもえて ひるはきえつつ ものをこそおもへ

中納言兼輔 / ちゅうなごんかねすけ

みかの原 わきてながるる いづみ川 いつみきとてか 戀しかるらむ

みかのはら わきてながるる いづみがわ いつみきとてか こいしかるらむ

殷富門院大輔 / いんぷもんいんのたいふ

見せばやな 雄島のあまの 袖だにも 濡れにぞぬれし 色はかはらず

みせはやな をじまのあまの そでだにも ぬれにぞぬれし いろはかはらず

河原左大臣 / かわらのさだいじん

陸奥の しのぶもぢずり 誰故に 亂れそめにし 我ならなくに

みちのくの しのぶもぢずり たれゆゑに みだれそめにし われならなくに

参議雅経 / さんぎまさつね

みよし野の 山の秋風 小夜更けて ふる郷さむく 衣うつなり

みよしのの やまのあきかぜ さよふけて ふるさとさむく ころもうつなり

寂蓮法師 / じゃくれんほうし

村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧たちのぼる 秋の夕ぐれ

むらさめの つゆもまだひぬ まきのはに きりたちのぼる あきのゆふぐれ

 

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